10月29日~11月4日の期間、歴史漫画「へうげもの」とコラボした堺文化財の
特別公開が行われます。
漫画の時代設定と同じく、テーマは安土桃山時代ということでその時代に所縁の
ある場所や物が多数公開されるようです。
千利休と関わりの深いお寺や茶の湯に使用していたと言われる井戸、松永秀忠の
刀傷が残っているお寺、国の天然記念物の大蘇鉄、大阪の陣で豊臣方の武将
だった大野治胤の供養塔、鉄砲鍛冶屋敷、当時の民家などなど…
その中でも大蘇鉄に関して面白い逸話が残っています。
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当時、蘇鉄は珍しい植物であり、また既に樹齢数百年だったということで大変評判
だったそうです。鉄砲を買い付けに来ていたのか蘇鉄の噂を聞きつけて来たのか、
その蘇鉄を気に入った信長は、強引に安土城に移植してしまいました。
それから毎晩、「堺にかえりたい」と蘇鉄がすすり泣くので、怒った信長が刀で
切りつけたところ、鮮血が吹き出し悶え苦しみだしたそうです。さすがに気味が悪く
なり元の場所に戻したということです。
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出典により多少細かな描写は異なりますが、実録風読物ということなので今でいう
ところの都市伝説みたいなものかと思います。
こういった背景や豆知識を踏まえて見に行くとより楽しいでしょうね。
コメントをお書きください
じゅんや (金曜日, 19 10月 2012 17:50)
蘇鉄の逸話の話、中々興味がそそりますね。
戦国黄金ショップうえまち (水曜日, 24 10月 2012 17:48)
>じゅんや さん
木を切って血が噴き出してきたら恐ろしいですね…